※注意:作品を一通り観ている前提なのでネタバレが含まれています。また、レビューはあくまで個人の感想に基づくものです、ご了承ください。
今回は「エイリアンvsプレデター」のDVD・Blu-ray特典の音声解説について言及します。
その他映画等の音声解説(オーディオコメンタリー)レビュー一覧はこちらから。
収録されている音声解説
「エイリアンvsプレデター」では2種類の音声解説があり、下記のメンバーで行っています。
- ポール・W・S・アンダーソン、ランス・ヘンリクセン、サナ・レイサン
- アレック・ギリス、トム・ウッドラフ・Jr.、ジョン・ブルーノ
今作はDVD・Blu-ray両方とも音声解説付きで、安定しています。
長いシリーズなので、全作網羅はできませんがある程度まとまったBlu-ray boxもあります。
ポール・W・S・アンダーソン、ランス・ヘンリクセン、サナ・レイサン
この音声解説のメンバーは下記の通りです。
- ポール・W・S・アンダーソン:監督・脚本・ストーリー
- ランス・ヘンリクセン:俳優(ウェイランド役)
- サナ・レイサン:俳優(レックス役)

個人的に印象的なコメントと感想
- ジェット・コースター映画というのは”最初から最後までアクション尽くし”と思われがちだが、”前半に期待をあおる”のがジェット・コースター。
- エイリアンの産卵は、エイリアン2と同じスタッフが担当した。
- プレデター3人:リーダー格はイギリスのバスケ選手、閉所恐怖症ではない2mの身長の男性を探すのは難しく他2人は少し背が低い。背の低さをごまかすため並ぶシーンは低い2人を少し後ろに立っている。
- 映画上で古代文字をその場で訳し理解できる人物がいる→(物語上)それだけ優秀だから雇われている(笑)
- ラストシーンは続編への布石のつもりは無い。
この解説は一通り映画を観て理解しているなら割と楽しめると思われます。
解説を聞く限り、意図的に入れているオマージュ等過去作から影響は受けているようですが、当時の時点ではシリーズの作品展開の予定は知らないようです。
なので、これまで製作されている作品と整合性が取れていないのも仕方なく、純粋にオマージュ・小ネタを楽しむのが良さそうです。
また、ある個所ではランス氏が携帯電話を切り忘れており、娘さんからの電話に出ることになりますが特に問題なく同席者も楽しそうに対応していたりと結構自由にしています。
こんな人におすすめ
この映画が好きで撮影背景や小ネタ等より深く知りたい方におすすめです。
アレック・ギリス、トム・ウッドラフ・Jr.、ジョン・ブルーノ
この音声解説のメンバーは下記の通りです。
- アレック・ギリス・Jr:クリーチャー効果担当
- トム・ウッドラフ:クリーチャー効果担当
- ジョン・ブルーノ:VFXスーパーバイザー

個人的に印象的なコメント及び感想
- 視覚効果だけに頼る等一つだけの技術に依存するのは限界があり、リアルな物はできない。
前者の解説(ポール・W・S・アンダーソン、ランス・ヘンリクセン、サナ・レイサン)に比べて物語に対する言及は少なく、小ネタや豆知識ではなく撮影方法等純粋な製作方法がメインです。
できるだけ実写(模型やスーツ等)にこだわっており、どこまでがCGなのかや過去のシリーズの撮影方法の取り入れに関する内容が目立ちます。
カットシーンについて少々言及しており、他特典映像の未公開シーンにて確認できます。
こんな人におすすめ
映画の内容というより、具体的・専門的な製作方法・過程を知りたい方におすすめです。
コメント