※注意:作品を一通り観ている前提なのでネタバレが含まれています、ご了承ください。また、レビューはあくまで個人の感想に基づくものです、ご了承ください。
今回は「スパイダーマン2」のDVD・Blu-ray特典の音声解説について言及します。
その他映画等の音声解説(オーディオコメンタリー)レビュー一覧はこちらから。
収録されている音声解説
収録されている音声解説は以下の通りです。
- キャストと製作スタッフによる音声解説(劇場公開版)
- 製作者と脚本家による音声解説(エクステンデッド版)(Blu-rayのみ)
- テクニカル・スタッフによる音声解説(劇場公開版)
そしてこれらの音声解説付きのDVD・Blu-rayは主に下記の通りです。
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キャストと製作スタッフによる音声解説
この音声解説のメンバーは以下の通りです。
私の評価:
この音声解説はおそらくトビー・マグワイア氏とサム・ライミ氏、アヴィ・アラド氏とグラント・カーティス氏の2組が別々に収録してます。
製作裏話・苦労話・小ネタが豊富です。
小ネタ・製作裏話
音声解説にある内容を軽くピックアップして下記にまとめました。
- 大学に行く途中で落とした荷物を拾う際に通行人にぶつかる(殴られてる?):監督が殴っている。
- バイクがはねられてる際にピーターが回転し着地:スタントやCGではなくトビー氏が演じた。
- 病院のアーム取り外しシーン:最初に撮ったシーンで、本来アームのテスト撮影のつもりだったがパペット使いの努力で出来が良かったのでそのまま本番になった。また、このシーンの費用だけで「死霊のあらわた」とその続編の2本撮れる。
- メイおばさん役のローズマリー氏はスタントもこなし、NYで宙づりになった。
- 引っ越しシーン:背景にサム監督の1973年型のオールズモビルがあり、1作目のベンおじさんの車。「クイック&デッド」以外サム監督の全作品に出てる。
- 「戻った(I’m back)」と「腰が(my back)」のジョークは脚本段階には無く、トビー氏の持病の腰痛を元にネタとして製作。
- 電車内にてマスクを渡す子供:トビー氏の本当の弟たち[上がジョーポール(ジョポール・ヴァン・エップ)氏、下がウェストン(ウェストン・エップ)氏]
- 結婚式の司祭:製作総指揮のジョセフ・カラッシオロ氏
製作者と脚本家による音声解説
この音声解説のメンバーは以下の通りです。
- ローラ・ジスキン氏:製作担当
- アルヴィン・サージェント氏:脚本

撮影・脚本・演技・出演者(製作関係者等の出演)・製作過程等幅広い話をしています。
小ネタ・製作裏話
音声解説にある内容を軽くピックアップして下記にまとめました。
- レポートの遅れを叱咤するコナーズ教授:後のリザード(のはずだった)
- 力を失いエレベーターに同乗:ハル・スパークス氏が同乗、アイデアは監督の兄によるもの。
- 普通の生活シーンの売店の人:共同製作のグラント・カーティス氏
- 「戻った(I’m back)」と「腰が(my back)」は監督がふざけて作ったセリフでトビー氏の腰痛は有名だった。
- 戦闘時の電車のデザイン:こういう電車は存在しない。
- 最期にドック・オクが沈むシーン:顔も含めてすべてCG。
- 結婚式の司祭役は製作総指揮のジョセフ・カラッシオロ氏で彼はこのシーンをクリスマスカードにした。
テクニカル・スタッフによる音声解説
この音声解説のメンバーは以下の通りです。
- スティーヴ・ジョンソン氏:彼の工房Edge FXがドック・オクのアームを制作
- エリック・ヘイデン氏:パペット・マスター、モデル部門の責任者

アームの製作、映像製作裏話が中心で、映像やシーンと関係なく話し続ける箇所が目立ちます。
個人的には興味深かったのですが、専門寄りの内容が多いです。
また、EDでは自身の来歴や今作に関わるまでの話を多くしています。
小ネタ・製作裏話
音声解説にある内容を軽くピックアップして下記にまとめました。
- CGのビルは多くて、150はある。
- 初のアーム装着:詳しくはネタバレ無しだが針も装置も実写で針は奇術師の秘術なので内緒。
- アーム1本に86個の型から作ったパーツで成り操作も4人がかりで計16人必要。
- 手術室のシーン:全員スタントマンが演じている。
- ドック・オクによる宙づりのハリー・オズボーン:背景はチューダー・シティのビルの屋上で、スタントマンが上から吊るされた。
- MJが連れ去られる前に飛んでくる車は実写で合成。
- ドックオク最期の活躍:CGとミニチュアで製作。
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