「バック・トゥ・ザ・フューチャー」トリロジー音声解説レビュー・小ネタ等まとめ

TSUTAYA TV
DVD・Blu-ray特典音声解説レビュー
画像出典:amazon

※注意:作品を一通り観ている前提なのでネタバレが含まれています。また、レビューはあくまで個人の感想に基づくものです、ご了承ください。

はじめに

映画等多くのDVD・Blu-rayには本編以外の映像特典があります。

その特典の中でも私個人は音声解説を特に注目しており、重要性については下記より。

DVD・Blu-ray音声解説(オーディオコメンタリー)レビュー一覧と特典解説
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今回は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのDVD・Blu-ray特典の音声解説について言及します。

しかし、Amazon等通販において特典の収録内容について詳しい記載の有無は商品それぞれで、音声解説の仕様も異なります。

収録されている音声解説

収録されている音声解説は各作品2種類で、確認する限り1作品を除き全てBlu-rayのみです。

  • 監督 ロバート・ゼメキス/製作 ボブ・ゲイルによるQ&A(ⅠのみDVDにも収録)
  • 製作 ボブ・ゲイル/ニール・キャントンによる本編音声解説(Blu-rayのみ)

監督 ロバート・ゼメキス/製作 ボブ・ゲイルによるQ&A

この音声解説は映像を観ながら行う通常のコメンタリーと異なり、USC南カリフォルニア大学での質疑応答の音声でメンバーは下記の通りです。

  • L・ブーズロー(ローラン・ブーゼロー)氏:バック・トゥ・ザ・フューチャーのDVDプロデューサーで司会進行役
  • ロバート・ゼメキス氏:監督・脚本
  • ボブ・ゲイル氏:製作・脚本
私の評価:3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)

内容としては様々な話を聞けますが、本編映像とリンクしておらず少々分かりにくいかもしれません。

観客もいる中で行われ、笑いや拍手などリアクションがあります。

また、本編より短い為途中から本編音声に切り替わります。

Ⅰの音声解説・小ネタ

Ⅰの音声解説では企画・映画会社との交渉といった製作前や公開後の世間の反応といった映画そのもの以外の話が多くあります。

企画そのものや会社からの要望等多くありますが、作品内の個人的に特に気になった内容を軽くピックアップして下記にまとめました。

  • ビフ・タネンの名前の由来はユニバーサルのタネン元社長。
  • タイムトラベルの時速140kmはただ覚えやすかったからで理由は無し。
  • 現代に戻った際に車を動かせなかった理由:その時代にデロリアンが2台存在しているから。
  • DVD化の際に何か修正したか?:いやだし、やるべきではない。ありのままその当時の作り方のまま見せるべき。

Ⅱの音声解説・小ネタ

Ⅱの音声解説では、前作から4年後に次作と合わせて企画~の話を語っています。

脚本の執筆から公開まで、ⅡとⅢの同時進行で苦労もある様で、個人的に特に気になった内容を軽くピックアップして下記にまとめました。

  • 1作目の製作時は続編は考えておらずラストは単なるジョーク。
  • 出演者の中でジョージ役のクリスピン・グローバー氏の契約条件がマイケル氏と同等以上で、結果出演無し。2作目は出番がなく墓石にジョージの名前が刻まれ、未来のジョージは逆さにして別人であることを分かりづらくした。
  • 過去から戻ってきた老ビフが死亡:DVDの未公開映像で見れる内容で1990年代にロレインがビフを射殺し存在が消えていく。試写会では観客が納得してなかったので未公開になった。
  • カフェ’80で遊んでいた子供:イライジャ・ウッド氏で、今作がデビュー作。

Ⅲの音声解説・小ネタ

Ⅲの音声解説では、前作とセットで製作された作品の為か企画等の背景は少なく30分程の短い内容です。

個人的に特に気になった内容を軽くピックアップして下記にまとめました。

  • 土地の所有者は撮影後セットを欲して時計台は2つセットがありCMや他映画でも使用されたが1995か1996年に落雷による火事で両方焼失。
  • 危険なので機関車は車を押すのではなく引っぱり後進逆回しで撮影。
  • こやしは馬のえさのアルファルファを濡らして使用。
  • 第3作のために集めたデロリアンは6台で壊したのは1台。
  • デロリアンを破壊シーンは切り込みを入れ濡れた砂とダイナマイトを仕込んだ。

製作 ボブ・ゲイル/ニール・キャントンによる本編音声解説

この音声解説のメンバーは下記の通りです。

私の評価:4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

今回は通常通り映像を観ながらの収録なので、分かりやすいです。

一応ロバート・ゼメキス氏にも同席の依頼があったが、実現しなかったようです。

また、ボブ・ゲイル氏はもう1種類の音声解説(Q&A)にも参加しており、1度話したことは言及したくないので先にQ&Aの方を観てからと前置きしています。

Ⅰの小ネタ・製作裏話

2002年6月に収録していて、脚本の変更や配役と役者とのなれそめや作中の過去の情報の出し方、撮影裏話と幅広く語っています。

ポスター等にスタッフの名前や写真、監督の学生時代のスポーツチーム名があったり、かなり自由に製作されているようです。

音声解説にある内容を軽くピックアップして下記にまとめました。

  • アンプのラベルに”CRM-114″:「博士の異常な愛情」へのオマージュ。
  • サングラス・メーカーとの契約でマーティは1番最初だけサングラスをかけてる。
  • 学校のシーンはホイッティア高校で撮影。
  • 最初のデロリアンの操作:スタントに犬の着ぐるみを着せて運転。
  • 身長差を埋めるため俳優の立ち位置にこだわり逆方向に歩くショット(Ⅱ・Ⅲでもよくやっている)
  • 日付を示すディスプレイの3色:パル監督の「タイムマシン」へのオマージュ
  • 母の家族とテレビ:映画がイタリア語に翻訳された当時、彼らの言語に”再放送”という概念がなかった→カセットで見たと訳す、登場人物も名前を国によって変更。
  • ジゴワット:勿論ギガワットが正しく、スタッフがジゴワットと発音したのが始まり。ギリシャ語の”巨大(ジャイゴス)”から生まれた言葉で、GをJとスペル間違えた。
  • マーティの歌声はマーク・キャンベルというマイケルに似た声の男性。
  • ローマ数字の時計の4は本来Ⅰが4本だがその伝統を守れなかった。
  • 現在に帰ってきた際にモールの名前がTWINからLONEへ変更。
  • 2や3と違い特殊効果は使っておらず、マーティが2人いるシーンはそっくりさんを使った。
  • ジョージの書いた小説:裏表紙に雰囲気の違うジョージの顔があるが、変更前の構想。

Ⅱの小ネタ・製作裏話

Ⅱ・Ⅲの契約についてや撮影裏話、脚本上の変更等幅広く語っています。

音声解説にある内容を軽くピックアップして下記にまとめました。

  • 続編においてジェニファーの存在は重荷でほぼ気絶という扱い。(前作のラストは続編を考えずに製作したため)
  • メイクの時間の省略やⅢにて恋に落ちるため、ドクは見た目や寿命の延長。
  • 自動靴ひもは地面にしたから引っ張る仕掛け、ジャケットもスタッフが隠れてワイヤーを引っ張りジャケットの声も含めて機械の声は全部同じ一人の声。
  • 2015年では指紋認証で決済可能で親指の切断強盗を新聞に載せ、他にも新聞記事には小ネタがある為静止画で確認を促す。
  • ビフの孫が使うバット:カーク・ギブソンJrのバットでサヨナラホームランを打ったもの。
  • 裁判所に突っ込んだ際に女優が柱にぶつかる:タイミングがずれてスタントウーマンが2週間入院するけが。
  • スポーツ年鑑は最初にカバーがある伏線があり、50年分ある割に薄い件に関しては特に苦情はなかった。
  • 犬のアインシュタインはⅠの終盤登場しないためか安否確認の手紙が多かったのでⅡでも登場させたが演じた犬は契約上別の犬。
  • 犬の自動散歩装置:訓練された犬にワイヤーを付けて歩かせた。
  • フジツーは製作時に創業者の名前と思っていたが、専門外だから仕方ない。
  • 歴史改変された現代:本物の暴走族を呼んで撮影。
  • ビフの人生を描いたビデオ:Ⅲで登場するビュフォード・タネンの容姿が違うが、まだ容姿が未定の段階で製作したため。
  • ビフの競馬:21歳まで賭博は禁止なので1958年。
  • Ⅱでドクが着ているシャツはⅢでバンダナになり、生地は使用料で結構な額となった。
  • ビフの肖像画:ドナルド・トランプ氏の絵に似せた。
  • 道路のセットは遠近法を使ってデザイン:奥を狭くすることで実際より長い道路に見える。
  • 続編だとばれるから、撮影中は今作を「パラドックス」という仮タイトルで呼んでいた。
  • ジョージ役は俳優が違うためピントをずらしてごまかすか前作の映像・未使用映像で、ビフが殴られるのは撮り直し。
  • 雷が落ちてドクがタイムトラベルし空中の99のような模様:横回転で時速140km超えてタイムトラベルし、渦を巻いて99のように見える。
  • 1作目の終盤のタイムトラベルシーンは同じ映像だが、DVDのために第1作のマスターを使っていて劇場公開時より画質がいい。

Ⅲの小ネタ・製作裏話

撮影方法・裏話や俳優(ベテラン多め)・出演スタッフ等の紹介、ストーリーに関する内容等幅広く語っています。

音声解説にある内容を軽くピックアップして下記にまとめました。

  • 今作はユニバーサルの75周年のロゴが初めて使われた。
  • オルガン:監督のアイデアでネモ船長のオマージュ
  • 美術のリック・カーター氏が模型・脳波マシーン、ドクの家の第一作のすべてを再現した。
  • 犬のコペルニクス:Ⅰとは別の犬で、毛色が違っていたので染めた。
  • 1950年代の”日本製”は”がらくた”と同義語。
  • 1885年にタイムトラベル:ナヴァホ族と交渉してセットを建てる許可をとりった。騎兵隊をリエナクターと呼ばれる人(当時の騎兵隊を演じながら各地を巡っている俳優)、先住民はナヴァホ族が演じた。
  • マーティがイーストウッドを名乗る:イーストウッド氏にはちゃんと許可をとった。
  • タネンの子分のうち1人は俳優のクリストファー・ウィン氏、残り2人は当時スタントマンで、タネン一味は馬に乗れるのが必須。
  • 撮影に馬は90頭用意。
  • 町長役のヒュー・ギリン氏:ロバートが学生時に作った1972年映画「A Field of Honor」に出演(偶然の再会)
  • ドクが自分が乗ってきた車のガソリンを取りにいかない理由:何十年も隠しておく車にガソリンは残さない+デロリアンをいじればまた未来が変わってしまう。
  • 車を馬で引くシーン:速度が出ないのは明白だが絵になる
  • クララの運命:元々死ぬ運命だとドクと一緒になっても未来に影響はない。
  • デロリアンに鉄道の車輪を付ける:自動車の車幅と線路の幅はそこまで違いはなく実際に下見の際に汽車の車輪を付けた車が線路を走っているのを見たので実現可能な設定。
  • 今作がクリストファー氏の俳優としての初キスシーン。
  • クリストファー氏は取材が苦手で、撮影後ニューヨーク・タイムズの日曜版ではクリストファー氏の部分は想像で補った。
  • ドクの酔い覚まし:”スリー・ストゥージス(三ばか大将)”の短編をいかに見ていたか強調。しかしこの飲み物は効かないからマネしないように注意喚起。
  • 保安官は未公開シーンにて殺害されているので、タネンを逮捕しにきたのは別の人物。
  • 汽車がデロリアンを押すシーン:いくつかは逆回しで再生(汽車を逆走させて車を引っ張る)、デロリアンのみのシーンは別の車で押す。
  • 現代に戻って家族と再会:父役が違うので一人だけ遅く登場、サングラスをかけて遠くにいる、注意をそらすごまかし。
  • ニードルズの仲間:それぞれ本シリーズでタネン1族の子分を演じる。
  • 蒸気機関車型のタイムマシン:ミニチュアではなく実物大の模型、デザインはディズニーの「海底2万マイル」のノーチラス号から。

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