※注意:作品を一通り観ている前提なのでネタバレが含まれています。また、レビューはあくまで個人の感想に基づくものです、ご了承ください。
今回は「X-MEN」のDVD・Blu-ray特典の音声解説について言及します。
その他映画等の音声解説(オーディオコメンタリー)レビュー一覧はこちらから。
収録されている音声解説
収録されている音声解説は「ブライアン・シンガー(監督)とブライアン・ペックによる音声解説」で、多くのDVD・Blu-rayに収録されています。
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ブライアン・シンガー(監督)とブライアン・ペックによる音声解説
この音声解説のメンバーは以下の通りです。
- ブライアン・シンガー氏:監督
- ブライアン・ペック氏:コメンタリー助っ人

出演者・カメオ出演についてや当時の映画製作の業界事情、撮影場所等幅広く、ヒットした監督の前作と比較されるところも含めて多少の苦難もうかがえます。
製作裏話、脚本執筆や企画の話、コミックを知らない観客に配慮した製作、キャストの配役等幅広く、アメコミ自体知らない人にも配慮した話にもなっています。
また音声解説の収録時期についてはエンディングにてX-MEN2の撮影5か月を過ぎたところであと1か月と語っています。
小ネタ・製作裏話
音声解説にある内容を軽くピックアップして下記にまとめました。
- 冒頭のFOXロゴではXが少し長く表示される。
- ローガン(ウルヴァリン)の配役:本来別の俳優で撮影一ヶ月半前に別の映画の遅れで降板しヒュー・ジャックマン氏に変更。X-MEN2では驚異的な体になっているが、今回はそこまで出来上がっていない。
- バスケでテレポート能力?:3つ子を走らせて後で消す処理で表現。
- マグニートーの拠点:息が白いのは実物で、トロント郊外の公園で氷点下だった。
- ウルヴァリンの身長は低め設定だがヒュー氏は約190あり、スコット・サマーズ(サイクロップス)役のジェームズ・マースデン氏は常に高い靴か台が必要だった。
- カメオ出演:海辺のシーンにてホットドック売りがスタン・リー氏、食べてるのがブライアン・ペック氏、フランネルのシャツは監督の友人でスタントマンのゲイリー氏。
- マグニートーVS警官:撮影時ぶらついていた監督を見物と間違えて追い払う、ほかにも関係者ではないと誤解される。
- ミスティークが船を運転:実際に運転している人物の顔が隣にいるシーンがある。
- マグニートー役のイアン・マッケラン氏:ゲイ解放運動家でもある。
- ウルヴァリンの刃は実際に手に付けてることが多くけがも多い、ミスティークのスタントも実際に爪で刺されて傷が残った。
- ミスティークのメイクは9時間かかり、倒れたミスティークの胸を手で隠してるのはメイクが落ちてきたから。
- ミスティークが化けた警備員の生存を確認する人物:脚本のデイビッド・ハイター氏
- ローグの白髪は今作では加えただけだが、次作は染めた。ヒューのひげも最初は付け髭。
- チャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX)役のパトリック・スチュワート氏とイアン・マッケラン氏ともにチェス経験がなく、チェスの名人を呼び”ポーンの襲撃”という手を教えた。
こんな人におすすめ
前述の通りコミック知識や具体的な撮影の手法等メイキングの様な細かい話はあるものの、色々配慮されています。
なので今作が好きでより深く知りたい方におすすめです。
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