復讐?帰還?エピソードⅥタイトル変更の軌跡

TSUTAYA TV
スターウォーズ
画像出典ースター・ウォーズ 新たなる希望(エピソードIV) (リミテッド・エディション2枚組) [DVD]ー

※注意:以下解説等に作品のネタバレが含まれている場合があります、ご了承ください。

はじめに

今でこそ日本でもスターウォーズ エピソードⅥのタイトルは「ジェダイの帰還(Return of the Jedi)」で定着していますが、劇場公開後21年もの間は違いました。

昔から観ている方は知っているかと思いますが、原題は(Return of the Jedi)だったのに対して邦題は本来「ジェダイの復讐」でした。

この変更は2004年とされており、なぜ変更となったのか過程を解説します。

発端は原題の変更?

筆者も生まれていない当時の段階でのシリーズ最終章であるエピソードⅥ、当初ルーカスフィルム社はサブタイトルを(Revenge of the Jedi)としていました。

(Revenge of the Jedi)verの予告は下記動画にて(^^)

劇場予告ポスター等作られた際にもこのタイトルでしたが、公開前に正式サブタイトルを(Return of the Jedi)と再発表しました。

そこでグッズを扱う業者や世界各国の会社は大騒ぎ!

「復讐」を「帰還」へと単語を置き換える必要があり、発表・宣伝・告知をすべてやり直すことになりました。

そう、日本を除いては!!

日本だけが唯一偽タイトルのままとなったのでした…

原題はなぜ変更?

そもそも原題の変更にはちゃんと理由があるようですが、なんと調べていくと書籍によって書いてあることが違いました。

ここでは筆者が所持していた2つの書籍の内容を紹介します。

公開前に心変わり?ジェダイに復讐という行為は許されない

雑誌のSCREEN(スクリーン)1997年6月号によると、当時の変更理由として正義のジェダイ騎士が「復讐」にそぐわないとか、女性客に受けないのではないかといった理由があります。

今観れる多くのスターウォーズ関連作品でも、復讐はジェダイの道に反する行為として表現されているのでこの件は理解できる人も多いと思います。

画像出典ー反乱者たち(REBELS)シーズン2最終話よりー

しかし、エピソードⅥはまだ3作目であることから設定は緩かったのもありますし、物語全体像が出来てても脚本は細部までは細かくありませんでした。

当時新しい物を作っていたからこその変更ですね。

策略?もともと変更するつもりだった

「スターウォーズ」の生みの親であるジョージ・ルーカスは、当時あまり注目されていなかったグッズの売り上げを注目して資産を得たことは割と有名だと思います。

もう人気作の三作目となると、近年でもニュースになる違法商品というのはでてくるものです。

大型本「ぼくたちのスター・ウォーズ」によると、違法商品を取り締まる為の方策として一旦偽のタイトルを発表するという異例の処置を行いました。

つまり、(Revenge of the Jedi)と記されている商品の取り扱いは闇業者の仕業として摘発しやすくなるとのことです。

ただ、この策略は当時闇業者に限らず各メディアやポスター制作会社等多くに迷惑をかけたのは言うまでもなく、かなりの混乱が予想できなかったのか疑問は残ります…

今更?21年後の変更

2004年4月、旧三部作がついにDVDとなって発売されました。

その時、劇場公開版とは別に追加映像及び大幅な編集がされた特別編の方(現在普通に観れる方)は邦題が現在の「ジェダイの帰還」に修正されました。

意地でも変更しなかった日本は公開後20年以上の時を経て、なぜ変えたのか?

この修正の背景には日本中のファンの努力がありました。

  • 幾度となく行われた著名活動
  • 関係者への手紙やメール
  • ジョージ・ルーカス氏やプロデューサーのリック・マッカラム氏への直訴
  • 配給元への説得
  • etc…

中には元の方が好きという人もいますが、邦題の修正には多くの人が関わっていることに驚きました。

結果的に正解なのか?タイトル変更

新三部作の最終章であり当時の完結作品のエピソードⅢ発表時、変更の良かった点が出てきます。

2004年7月、ルーカスフィルム社はエピソードⅢのタイトルを「シスの復讐(Revenge of the Sith)」と発表。

ここで注目しておきたいのが、エピソードⅥの邦題はエピソードⅢのタイトルの影響は受けてないことです。

まぁ時系列から分かることですけどね(-_-;)

このニュースは世界で話題となりましたが、日本だけ少々違う反応もありました。

もし、仮に変更せずにいた場合、原題は全く違うのに邦題は両方タイトルが復讐劇ということになります。

このことを考えると、新しく通して作品を観る人にとっては違和感なく楽しめそうです。

ただし、当時楽しんでいた人の中には理屈ではなくそのままが良かったと思う人々もいることは忘れてはいけません。

おわりに

確かに今となってはエピソードⅥの邦題は「ジェダイの帰還」です。

しかし、こうしたことが日本のスターウォーズ文化の歴史の一部なので、かつて「ジェダイの復讐」だった事もファンの中だけで良いので知っておいてほしいなと個人的に思います。

参考文献

  • 2005/5/31発売、大型本「ぼくたちのスター・ウォーズ」
  • 「SCREEN(スクリーン)1997年6月号」
  • その他スターウォーズ関連映像作品

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